時差6時間の生活

次世代リーダー育成道場での高校アメリカ留学、早稲田大学国際教養学部、フィンランド留学について

現役国教生が説明する早稲田大学国際教養学部!

 

 

こんにちは!

 

 

 

 

塾でバイトしていると、

 

「国際系の学部に興味あります!!」っていう生徒がとても多いです!

 

英語で勉強して、外国人の友達を作って、キラキラ大学生活を送って、将来は国際的に活躍したい!というビジョンを持っている人も多いのでは?

 

 

 

私も国際系の学部である、国際教養学部に通っているので今日は私の学部について紹介します!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

国際教養学部とは?

 

 

 

国際教養学部は、略して国教!

しかし学部生は国教のことをSILS(シルス)と呼びます

 

School of International Liberal Studiesの略です

教授も多くが外国人で、生徒も留学生が多いのでこの呼び方が定着しているのだろうと思います

 

 

 

 

早稲田キャンパスの11号館が学部棟です!

商学部も11号館なので、2つの学部で1つの建物を共有しています

 

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(写真がとてもわかりずらくてごめんなさい)

 

やじるしで示している建物です!大隈さんのすぐ後ろにあります

 

 

 

11号館の2階には商学部ラウンジ、略して商ランという、お弁当を食べたりおしゃべりしたりできるスペースがあるのですが

 

いるのはほとんど国教生となっていて、いろんな国の言語が飛び交う不思議空間になっています笑 

 

 

 

いつも混んでいるのでお昼時に席を取るのは至難の技ですが、ラウンジにいるだけで友達の友達と友達になったり、友達が増やすことができます!

 

 

 

 

 

 

国教の大きな特徴といえば

 

 

授業がほぼ全て英語で行われる

1年間の留学が必須だが、4年で卒業できる

 

 

 

大学生になって絶対留学したい!将来は国際的に活躍したい!という人にはぴったりの学部になっています

 

 

そんな国教での生活を紹介していきます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

授業

 

 

国教の授業って本当に全部英語なの??という質問をよくもらいます

 

答えはほぼYESですが、例外もあります

 

この後に出てくる統計、第二外国語、演習授業などで日本語で行われる授業はあります!

しかし、それ以外のほぼ全ての授業は英語で行われます

 

 

 

英語を勉強する学部ではなく、英語で勉強する学部ということです!

 

 

 

 

国際教養学部には必修がありません。

 

必修というのは、その学部の学生が必ず受けなくてはならない授業のことで、だいたいの場合、この授業はこの曜日のこの時間というようにあらかじめ決められています

 

なので、もしとりたい授業があっても、必修の時間とかぶったら必修を優先させなくてはならないということです

 

しかし国教では、沢山の選択肢のなかから何個必ず受ける、という選択必修というシステムが取られているため自由に時間割を組めるようになっています!

 

自分の興味にそって授業が受けられるのが魅力です。

 

 

 

 

しかし、国教の1年生の場合例外があります。

 

1年生は、

 

統計、英語補充クラス→必修

基礎演習、入門科目、第二外国語→選択必修

 

になります。

 

 

 

 

 

それでは実際の授業を見てみましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1年前期

 

 

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(1年の頃の私時間割組むの下手だなあ…)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オレンジ:英語補充科目

 

国教に入ると入学前にプレイスメントテストという英語能力テストを受けます。

その結果、基準点を超えているかどうかで英語補充科目が必修になるか免除になるかが決まります。

 

TOEICなど外部英語試験の点数を提出し、基準点を超えている場合も免除になります。

 

 

必修になった場合、曜日と時間があらかじめ決まられてしまうため、授業の選択肢の幅は狭くなります。

 

 

 

 

英語補充科目には、listening・reading・tutorial English があります。

 

 

listening、readingではノートの取り方、ディスカッションの仕方などを少人数のクラスで教えてくれます。

 

 

Tutorial Englishは、早稲田が全学生に開講している英語のスピーキングを伸ばす授業で、3人の学生と1人のネイティヴの先生で行われます。

 

全6段階にレベルが分かれていて、wetecというオンライン上で行うテストを受け、その結果によってどこに配属されるか決まります。

 

 

教科書にそって、英語での様々な表現を学び、それを会話のなかで使うという練習をします。週2回90分間英語で話すため英語の力はかなり伸びます。

 

教科書の予習をやっていかないと点数を引かれるので注意しましょう!

 

 

3人で週2回も定期的に会って話すので、一緒にご飯を食べに行ったりして、カップルが生まれることもあるそうです。組み合わせに期待しましょう!!

 

 

 

 

 

純ジャパで、英語の授業についていけるか心配という場合でもこの英語補充科目を受けることによってある程度英語に慣れることができると思います!

 

免除になっても取ることはできるため、とりあえず免除しておいて自分の英語に対する自信に合わせてとるのをおすすめします。

私も免除して、英語に不安が残っていたのでlisteningだけとっていました!

 

 

 

 

 

 

 

青:writing

 

 

このクラスはあらかじめ曜日と時間が決められています。

 

 

英語でレポートを書く練習をするクラスです!

このクラスはレベル1、2、3があり

プレイスメントテストの結果によってどこに配属されるかが決まります

 

毎週課題があるので大変でした、、、

 

課題が重いので途中で授業にこなくなったりする子もいましたが、そうすると次の楽器にまた同じ授業を取らなくてはいけないので確実に単位を取ることをお勧めします

 

 

 

 

 

 

黄色:第二外国語

 

通称二外(にがい)です。

 

 

国教では卒業までに4単位取るのが必須になっています

 

早稲田大学は国際色豊かな大学で有名なように、第二外国語も多くの選択肢があります!

 

 

スペイン語・中国語・韓国語・フランス語・ドイツ語・ロシア語・アイヌ語アイルランド語アラビア語・イタリア語・インドネシア語スワヒリ語タイ語デンマーク語・バスク語ベトナム語・ペルシア語・ポーランド語・ポルトガル語モンゴル語ルーマニア語・フィリピン語

 

 

 

だいたいの言語は網羅されています!!すごい!

 

私がとっていたスペイン語は、文法説明クラスは日本語、発音クラスは英語とスペイン語で行われていました!

 

 

第二外国語は基本週2ですが、インテンシブというコースをとると週4日第二外国語を勉強することになります。

 

英語圏以外の国に留学したい人はインテンシブを取っている人が多いです。でもその分とても大変そうではあります。

 

二外は出席に厳しいです。。。頑張って授業に行こう

 

 

 

 

 

 

紫:基礎演習(ゼミ)

 

国教では1年前期から少人数でディスカッションをしたりプレゼンをしたりするゼミがあります。

 

1Aが日本語で、1Bが英語で行われています。

 

少人数のクラスということもあり、友達を作りやすい環境だと思います

 

私は1年前期のゼミで一緒だった子たちとはいまでもずっと仲良しで、大学ではずっと一緒にいるし、京都へ旅行したり留学中も旅行の計画を立てたりしています!!

 

 

 

 

 

 

 

緑:入門科目

 

卒業までに8単位取得します!

多いと100人位で一緒に授業を受けます

 

国際関係論から恐竜の化石の授業まで、様々な授業があります

 

 

入門科目は、

 

Life, Environment, Matter, and Information(生命・環境・物質・情報科学

・Philosophy, Religion, and History(哲学、思想、歴史)

・Economy and Business(経済、ビジネス)

・Governance, Peace, Human Rights, and International Relations(政治、平和、人権、国際関係)

・Communication(コミュニケーション)

・Expression(表現)

・Culture, Mind, and Body, Community(文化、心身、コミュニティ)

 

 

この7つの分野に授業が分けられていて、このなかから最低3分野から4つ授業を取らなくてはいけません。

 

教養学部なのでいろんな知識を身につけてほしいということなのでしょう。

 

本当にいろんな授業があるので将来やりたいことが見つかるかもしれません。

 

 

 

 

 

赤:GEC科目

 

GECとは、グローバルエデュケーションセンターの略で

学部の専攻にとらわれず様々な科目を取ることができる、どの学部の学生でも取ることが可能な授業です!

 

授業は日本語で行われます。

 

バスケなどの運動系、外部から講師を招いて話を聞く授業、プログラミング、中には長期休みに2週間ほど海外研修をする授業もあります!

 

 

運動系の授業も幅広くて、インドの国技カバディの授業、散歩の授業、ヨガ、ストレッチ、など変わったものが多いです

 

 

 

 

 

 

 

 

灰色:留学準備講座

 

私の代の国教生にこの授業の話を聞いたら、みんなため息をつくでしょう

様々なドラマを生んだ授業でした

 

留学を控えた国教の1年生が全員大教室に集められ、留学のあれこれを教えてもらったり、留学から帰ってきた先輩の話を聞く授業なのですが

 

なんてったって、時間が遅い。

 

早稲田では6限は18:15-19:45です。授業が終わったら毎回真っ暗でした。

 

 

みんな疲れているので話を聞かない。トランプしている人、寝てる人、なんか食べてる人、ずっとしゃべってる人など、、、

 

その状態に教授が怒り学生の出席カードを取り上げたり、キレたりしてもうカオスで動物園状態でした

 

 

 

でも安心してください、この授業は私の1個下の代からオンデマンド授業という一人一人が自分のパソコンで受けるタイプの授業に変わりました!!(最初からそうして)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1年後期

 

 

 

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時間割を組むのが圧倒的にうまくなりましたね。

 

 

 

 

灰色:中級科目

 

卒業までに16単位取得します。

入門より難しい内容ですが、やることはあまり変わりません

 

 

 

 

青:統計科目

 

なんと、国教では統計が選択必修なんです。文系の学部なのに、、、

 

 

 

私はど文系で、高2で数学とは永遠におさらばしたしなんなら毎回赤点で壊滅的でしたが、単位はなんとかとれました、なので安心してください。

 

統計のクラスは4つから選ぶことができます。

 

 

統計基礎(英語・日本語)

統計応用(英語・日本語)

 

 

私は迷わず基礎の日本語を選びました。

応用はもともと数学の知識がある人ようなので、元理系の人などにおすすめです。

 

数学が苦手な人が1年の春学期にとってもし単位を落とすと大事な留学に関わる成績が落ちてしまうので、2学期以降にとることをおすすめします。

 

 

 

統計には、質問がある場合はチューターのような学生が時間をとって教えてくれるシステムもあります!

 

 

 

テストはA4 の紙1枚と関数電卓持ち込み可だし、テストのサンプルが授業で配られるので、紙に公式と答えを書きまくり、数強の友達に助けてもらいましょう!

 

落とし穴は、関数電卓の使い方を事前に学んでおかないと当日死ぬということです。(中間試験の私)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2年前期

 

 

 

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時間割を組むのがさらにうまくなり、週休4日となりました

 

 

 

 

 

:中級演習(ゼミ)

 

2年になるとゼミは1時間になります。

 

私は国教で唯一の日本語で行われる中級演習を取っていました。

 

村上春樹三島由紀夫など日本の小説を読み、レポートを書き、クラスでディスカッションをするゼミです

 

日本語の授業を取ったのは、日本語能力が低下していると感じていたからです。普段授業が英語なので、日本語の難しい文章を読めなくなってきていたし語彙力も低下していて、危機感を感じていました。

 

2週に1冊本を読んで図書館で参考文献を探しつつ考察を書きディスカッションするという重めの授業でしたがとても楽しかったし、勉強してる!感があり達成感がありました!

 

 

授業はこんな感じです。

最初に書いたように必修がないので、やろうと思えば週休5日にして大学に2日しか行かないということを2年生の段階でやることも可能です。

 

 

国教はレポートやプレゼンなどの課題が多いことで有名ですが、1年経つと要領がつかめてきて、余裕ある生活を送れます!

 

 

 

 

 

 

 

 国教生は忙しいのか

 

 

 

いそがしるすという言葉もあるように、国教って忙しんでしょ?と言われることは多々あります。

 

 

 

国教に入って1年の春学期はやはり、馴れない英語での授業、課題、プレゼンに追われ

なんでこんなに忙しいんだ〜〜!!と思っていました

 

1年の春学期の成績がそのまま留学先の選考につながるのでプレッシャーを感じていたのも原因かもしれません。

 

 

他の学部の子が忙しいというと、

「日本語で勉強してるんだから簡単に決まってるじゃんか」

という謎理論でイライラしていました。恥ずかしすぎる。

 

 

でも、前期が終われば学校にも慣れ、サークルやバイトにも慣れ、成績が留学に関わるというプレッシャーもなくなり余裕も出てくるし

時間割の良い組み方もわかるようになるので、そんなに忙しくはなくなります

 

むしろ、必修がなく自分で全て好きなように組めるし、圧倒的に他の学部より楽なのではないかと私個人は思っています!

 

全休を1年のうちから作れる学部は早々ないのではないでしょうか!

 

 

実際私はバイトもサークルも週7で行ったりできました。なので心配しなくて良いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

留学について

 

 

国教の1番と言っていいほどの売り、留学が必須なことですね

 

 

国教生はだいたいの人が2年の後期から留学します。

早稲田と協定を組んでいる海外の大学はとても多いので、自分の好きな国を自由に選ぶことができると思います。

 

 

 

2年の後期から留学するとなると、1年の10月末に留学志望書を提出しなくてはなりません。

 

そのときに使われるのが1年の前期の成績なので、レベルが高い留学先を志望するのならば1年の前期は死ぬ気で頑張って高いGPAをゲットしましょう。

 

 

早稲田の成績は上から

 

 

A+(4点)

A(3点)

B(2点)

C(1点)

F(0点)(不合格)

G(不合格+再履修も受付けない)

 

 

となっています。頑張ってたくさんA+を取りましょう

 

 

 

具体的にどれくらいとればいいんだよというと、

例えばアメリカは、GPA3以上ないと出願すらできなかったりします。

 

なのでとりあえず3はないと選択肢が狭まってしまうような気がします。

 

 

 

GPAの話はまた記事にしますね!

 

 

 

出願にあたってはTOEFLかIELTS、また他の外部英語試験の成績も必要なので出願までにスコアシートを取得しておく必要があります。点数の基準を満たしていないと出願すらできないので、そちらの勉強も忘れずに!

 

 

 

 

 

 

 

純ジャパでもついていけるのか

 

 

純ジャパでも国教に馴染めますか?授業ついていけますか?

 

この質問を受けることはとても多いです。

 

 

答えはYESだと、私個人は思います。

 

 

私の周りには海外経験皆無の純ジャパでも私よりはるかに成績のいい人、外国人の友達が多い人、授業中発言する人がたくさんいます。

 

でも逆に、帰国や海外経験があっても国教に馴染めず転部していく人、何も発言しない人、やる気のない人、全然単位とってない人もいます。

 

 

だから結局は個人のやる気次第なんじゃないでしょうか。

 

国教で勉強して、国際的な感覚を身につけたい!英語が話せるようになりたい!という気持ちがあれば、授業についていけないなんてことは絶対にないです。これは本当に言えます。

 

だからぜひ国教に興味がある人は視野に入れてみてほしいです!

 

 

 

 

 

 

メリット

 

メリットはやはり留学しても4年で卒業できること、授業が英語なのである程度英語に慣れることができることです。

 

 

他の学部ではやはり留学すると休学したり留年したりするケースが多いですが、国教ではストレートで卒業できます。

 

また、留学生の数が圧倒的に多いので、海外の友達を作って英語を話してキラキラ大学生ライフを送る!ということも可能です。

 

授業でも様々な国の文化を知ることができるため、他の学部に比べて国際感覚を身につけることが可能になると思います!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

 

国際教養学部について少しはわかっていただけたでしょうか!

 

国教にはいろんな価値観があって、人と違う自分でもいいんだと思わせてくれる学部のような気がします。

 

やりたいことがまだ曖昧な人にもおすすめです。

 

 

 

今回の記事を読んで視野に入れてもらえたり、進路を考えるきっかけにしてもらえたら嬉しいです

 

 

 

 

 質問があればコメントしてください!

 

 

ではまた次の記事で!